2015年8月7日金曜日

夏草刈った。枯れ草にワクワクまち作り

この夏は暑かった。いや、暑い!
そしてこの夏ばかりじゃないような気がしますね。温暖化と言いますか・・。
そして私の地域で耳にする言葉と言えば「毎日毎日草刈りだわね」。真っ黒な顔をしたおとこしょのお決まりのセリフです。

これは近所の農村公園。
ビーバーや自走式の草刈りを使って数日前に刈りましたが、年に1〜2度の草刈りだとこのありさま。ともかく草が伸びきっているので刈った後の枯れ草が見苦しいのです。
かと言ってこれをかき集めて処分するにはこれまた一仕事。

地区の高齢化のため、役員さんが見るに見かねてボランティアで行うのが当たり前のようになってきている現状ですので、放っておけばきっとこのまま。時間が経つと腐って腐葉土のようになり栄養的にはいいのかもしれませんが、野芝は衰え、見苦しい雑草や苔が生えやすくなります。

かき集め時なんだがなぁ・・・

近くでよく見ると、こんな感じ。
さて、実はこの公園の草。面白い活用があるのをご存知ですか?

これです。
茶碗??

そうです。やきもの。

実はこの釉薬(うわぐすり)の原料が公園の草なんですよ。
刈り上がったこの公園の草の様子を見ると、シリカを多めに含んだ芝、そして幅広の葉っぱの雑草や苔、そして苔についた少量の土。この調合が実に良い!?

本題です。

この草を釉薬にする事で学べる事は何でしょう?
そして、喜ぶ人は誰でしょう?気付きは何でしょう?
そしてその対価は何に変わるでしょう?
考えただけでもワクワクする。この気付きが、まちづくりだと思うのです。

生態系や暮らしの文化、悲しみ(苦労)と喜び。そんなものが繋がって、循環しながら連続して・・ギュッと詰まっているのが地域の本来の姿ではないでしょうか。

そんなことで地域づくりのためのワークショップのアドバイス。講演の大小請けたまわります。
繋がりましょう!ワクワクしましょう!
子ども会や地域リーダーの方。教育関係者。地域ブランド開発担当の方・・、お気軽にご相談ください。


参考までに資料をお付けします。
★焼きもの作りの流れ100ページスライドショー (土、釉、薪、窯焚き)


自然から個性を学ぶ~灰釉研究(植物を焼いて釉薬を作る研究報告)