2024年9月24日火曜日

行政職員の実態と市民の心がけ

 行政職員は事務屋のエキスパートだと思っている

事務と言っても、鉛筆そろばんではなく、広い意味の行政事務のことでこのようなこと。

- 政策立案・決定

- 予算編成・執行

- 行政サービスの提供

- 行政手続き

- 情報管理

なんと夢のある創造的な仕事❣

と考えるのは、入社直後の新人と私を含めた極少数の市民だろうか


マイナンバーとデジタル化で、後段の手続きや情報管理に係る単純な鉛筆そろばん事務は消えていく。

残るはヒューマンサービスと、舐める方の鉛筆事務だ。舐めると言うと聞こえは悪いが、正しく理解していないと中毒を起こす


市の職員数は適正化に沿って減らされていく。しかし業務の多様化と働き方改革、進まないデジタル化のおかげで、一人にかかる負担は増える一方。そしてしわ寄せは市民に及ぶ。


一部の専門職を除き移動があるのは必要な事だが、多くの業務を兼務しながら、与えられた仕事を間違いなくこなすので精一杯。

課題を拾い上げ、情報を分析し、他の課と連携しながら新たな政策立案に取り組むなど、よほどの改革的な思いとそれを共有できるチームワークがなければなし得ない。

それが彼等の仕事の筈だが、そう簡単ではないのが組織である。


結論、これはもう市役所だけの問題ではない。暮らしやすいまちをいかに手に入れるか、市民一人一人が考えて行動する、というあたり前のことを本気でやらなければならない時代になる