第一回となる新潟県内自治体の議会対象に研修会、情報交換会が開催されました。
主催:新潟県市議会議長会
期日:平成30年8月28日(火)
会場:アオーレ長岡 アリーナ
プログラムの内の北川正恭氏の70分におよぶ講演の内容のメモ(私的メモですので内容について正しく聞き取れなかった部分もあります)
北川正直氏:早稲田大学名誉教授、早稲田大学マニフェスト研究所顧問。三重県議会議員3期、衆議院議員4期、三重県知事2期歴任。知事時代にゼロベースで事業評価し改革断行。地方分権の真っ只中でそれぞれの立場での経験談と思いを語っていただいた。
主催:新潟県市議会議長会
期日:平成30年8月28日(火)
会場:アオーレ長岡 アリーナ
プログラムの内の北川正恭氏の70分におよぶ講演の内容のメモ(私的メモですので内容について正しく聞き取れなかった部分もあります)
北川正直氏:早稲田大学名誉教授、早稲田大学マニフェスト研究所顧問。三重県議会議員3期、衆議院議員4期、三重県知事2期歴任。知事時代にゼロベースで事業評価し改革断行。地方分権の真っ只中でそれぞれの立場での経験談と思いを語っていただいた。
- 議会の役割が根底から変わって来た。議員の立ち位置を変えて考える。地方分権推進。監視機能+政策提案権(立法) 決定権は議会にある。→そのためには調査費が必要(政務調査費)
- 衆議院議員の時、政治改革 国会議員全会一致で分権国家→「地方分権推進法」1995年、25年前。知事になり、県会議員のボスを呼んで徹底的に改革をすると話をした。
- 部長連中が、議員に対して議会に敬意を欠いていた。議員の言うとおりやれと言ってやったら、結果議会がガタガタになった。辞めるか議会解散かになって、気づいた。これをこれまでやらなかったから、地方政治が信頼されなかった。→執行部が良くなったのは議会のおかげ。
- (国からの通達を受けて施策決定をしようとしていた執行部に対し)公務員が、命によって選ばれた知事に通達してどうするんだ?これまで通達を受け継いで来た、これがいけない。事務次官通達を壊すことが、自分の役割だった。県は8割、市は40〜50%が下請け→地方分権で変わった。→国と県は対等協力へ。
- 地方自ら仕事を作っていこう(地方創生)が、今の地方政治の使命。「元気になった。人口減が止まったよ。」とする。
- 首長部門には限界。「法律、条例にのって平等にやってるよ。」→執行部は現状維持の体質。法律重視の執行部と議会は立場が異なる。議会の最大の使命は民意の反映。法律が間違っていたら議員が直せる。→政策提案機能
- 執行部との関係を変えていく覚悟。「地方は地方議会から変える」を市民に見せる。プロ意識、命がけ
- 2014年までに総合戦略たてたら補助金つけます。→地方創生は失敗。成功しているのは地方創生以前からやっていたところ。
- 執行部は補助金欲しさに強いことが言えない。自立して立派な宝を探そうよ。→議会。
- 国に対してものが言える地方であるべき。議会は監視ばかりでなく、政策立案の権利がある。執行部の追認機関ではない。
- 議員と議会の関係。議員の総体としての議会の活動は一回も行われていない。
- 議会の改革。(人、金)量的削減は終わった。政務活動費は無いといけない。優秀な人を集めるにはどうするか。議会全体で市民の付託に応えるべき。チーム議会。議会事務局が頑張れるように。
- 神奈川の例。議長マニュフェスト 議会事務局なくす(議会局にする)。議会と事務局のありかたを考える。
- 市民は、議員や執行部には何を言ってもいいと思っているがそうではない。議会報告会など、議員が進行をせず第三者を入れても、正しい意見交換をする。
- 議会の執行権はチーム議会として行う。サポーター制度、モニター制度(第三者)を通じて議員の仕事を監視。
- 横浜市議会市議団。条例制定をマニュフェストで。地域と相談。議員提案条例、4年間で7本作った。執行部を変えるチャンス。
- 岐阜県可児市。教育・・シチズンシップ教育はやる気なし。議長中心に市議会が教育委員会と話しをして、議会が公民教育をする。と動いた。高等学校3年の公民教育を行った。真剣にやろう。商工会議所と議会が取り組んで、成果を出した。→執行部も考え直す。
- 地方創生法→地方政府を作る。
- 議会報告会をカフェ形式でやったらどうか?最近増えてきた。ワークショップ形式。ファシリテーター。大学と議会が協働して、対話の方法を改善する。大津市、立命館他の大学と協働。自由な雰囲気ができた。
- 通年議会。定例会、首長が招集するのはどうか。意見交換会のやり方を変える。議会改革。