2015年6月21日日曜日

日曜の辻立ち

(iPhoneから)街頭に立つこと一週間、ある異変に気付いた。
今日は日曜日。いつもの時間に交差点にスタンバると車が全然通らない。
予想通りというか先週経験済みなので特別の驚きではなかったが、たまに通る車の多くの方が笑顔で会釈をしてくれたり、手を振ってくれるようになったのだ。と言っても1.2割だと思うが・・、
中には車を運転しながら「名前何て言うの?」と叫んでくれる方や、「おはよう!」と声を掛けてくれる人もある。
これには流石に感動を覚える。

少し認知されてきたのかな、と思ったりもしたが、20分、30分と手を振るうちそうでは無いと思い始めた。

今日は心にゆとりのある日なんだと。
レジャーに出かけたり、中にはお勤めの人もいるが、ウィークディのようなキツキツな精神状態で無いことが、車間距離やスピードでも感じることだ。

「日曜は交通量が少ないから活動効率が悪い」などと傍目では思うかもしれないが、真逆だと思う。少なくとも私には。

通り抜ける人一人一人に体を向けてご挨拶ができるし、うっかりスルーしてしまう人がかなり少なくて済む。
そうしたら人が沢山いることなんて、かえって心を亡くす事になりかねないんじゃ無いか、過疎も悪くないんじゃないかと思えてきたりもする。

大切な経験をさせてもらいながら、かき消されそうになっていた価値観をギリギリ踏み止める。

建前で付き合う人には建前の人しか集まってこない。心ない笑顔には喜びを与える力はない。私という個人が街頭の景観の一部としてどんなお役に立てるのか考える日々が続いている。

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