2017年12月25日月曜日

議会中継の動画配信と妙高市の場合

FacebookやTwitter、LINE、Instagram。今や当たり前のように動画が投稿できます。これらは、かつてUstreamのお家芸と思われていたLIVE中継も可能になり、個人の動画投稿が急増してきたように思います。
動画共有サービスでシェアが大きいニコニコ動画は、東日本大震災の時に大活躍した記憶がありますが、まぁ何と言っても王者YouTube。これに尽きるでしょう。

さてYoutubeは、FacebookなどのSNSとどこが違うのでしょう。
確かにSNSで拡散するには、Youtubeの動画をシェアするよりは、例えばFacebookであればFacebookの投稿として撮影した動画のほうがずっと有利です。但しFacebookの利用者にとってであって、インターネット全体で考えた場合は限られた一部のコミュニティの中に過ぎないと言われても仕方がない。

どのメディアで公開するかは、それぞれの性質を考慮する必要はありますが、妙高市議会が会議をYoutubeで公開していること、特に常任委員会であっても即日中にアップロードしている対応(今の時点で)は、バツグンな市民サービスだと思っています。
利用者がチャンネル登録すれば更に便利なはずです。

Youtubeの他のメリットとしては、動画の再生途中の箇所を指定したパーマリンク(URL)が取得できる点が上げられます。例えばこんな風に表示できます。(リンク先は別の動画です)↓
子育てワンストップサービスの現状について課長は「◯◯◯◯◯◯◯」と答弁しました。(動画の2分18秒後より)→こちら
パーマリンクはあらゆる所で使用できます。ブログでもSNSでもQRコードでも。一方、動画の途中再生のパーマリンクはFacebook等では取得できません。

Youtubeで私が歓迎するもう一つの理由は、1/4倍〜2倍まで、再生速度のコントロールができることです。
傍聴できなかった委員会をチェックする場合に、聞き流せる部分は2倍で再生すれば半分の時間で済むし、喋りが遅い人の場合も1.25倍に速度を上げて。テキストを起こしたい場合など3/4ないし1/2であれは、タイピングでついて行けるスピードです。
本会議や委員会の会議録がデータで上がるのはかなり後ですし、基本的に早いうちにテキスト化してまとめておきたい事が多いのです。

ついでに妙高市議会の会議を傍聴されるかたに参考までにですが、
本会議中でも委員会でも、議員はどなたも大きい声でハッキリ喋るのですが、市長答弁は大抵早口ですし、一部の課長の答弁はよく聞こえません。大事なところを聞き逃すこともある。そんな時は時計を見て時間をメモしておきます。
「ライチョウ11:31」というふうに。
当日夜にはYoutubeにアップされています。
それを再生しながら、左上に記録されている時間を探せばよいという仕組みです。

妙高市議会の動画配信は専用のサーバを契約していませんので、ネットのライブ配信(Ustream)もYoutubeもランニングコストは無料で、事務局の作業もそれほど負担にならないでしょう。
他の市議会と比べて「画質が悪い」「音声がダブル、途切れる」はあるかもしれませんが、そんなことは問題とは思いません。コストが安いこと、操作が簡単だからスピーディなこと、この価値に変わるものは無いのです。
何より、いろんな人がいろんな方法で再利用できる。お金は生まないけれどもシェアリングエコノミー的発想でいけば、トータルでかなり生産性が高いと言えるのではないでしょうか。

似たような理由で私はSNSのLIVE配信は利用しますが、大事なコンテンツはYoutubeにアップロードしてシェアするようにしています。
そんな時に必要になるのが「チャンネルのカスタマイズ」ですね。
よろしければ続けてどうぞ。

 →「議員も動画コンテンツを管理できるようにしたいね


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