2018年9月24日月曜日

環境再生型農業とオーガニック3.0のセミナーレポート 〜1.オーガニック3.0を推進する〜持続可能な開発目標SDGsの実現に向けて

政務活動『持続可能な環境・農業政策に資する、環境再生型農業とオーガニック3.0の研究』

総合健康都市妙高妙高環境会議を設ける当市の施策のさらなる振興に寄与し、主力産業である農業の販路拡大と持続可能な農政に提言を行いたいため、セミナーに参加し、環境政策および農業政策における国内の最新の動向を研究した。

  • 名称:第3回 Organic Forum JAPAN~オーガニックライフスタイルEXPO
  • テーマ:オーガニック3.0を推進する~持続可能な開発目標SDGsの実現に向けて
  • 会期:2018年9月22日(土)、23日(日)時間10:00~17:00(入場料 1,000円(税込)/ 業界関係者・一般 ※ 招待状持参 / 事前登録無料)
  • 会場:東京国際フォーラム 展示全ホールE・ガラス棟会議室


1.オーガニック3.0を推進する〜持続可能な開発目標SDGsの実現に向けて 9月22日(土)10:30~12:00

  • 株式会社イースクエア 共同創業者 Peter David Pedersen(日本にロハスを持ち込む。SDGsの一人者)、IFOAM Organics ASIA 理事 三好智子 (アジアでオーガニックを広げる活動)、徳江会長(一社オーガニックフォーラムジャパン) 


  • 徳江会長(一社オーガニックフォーラムジャパン):世界の普遍的な目標であるSDGs。企業も関心を持って進めている。SDGsはオーガニックと親和性がある。organic3.0と連携して生活を変えていこう。(ここにあるフェアウッド山形の椅子の紹介)
  • 三好:organic3.0について。IFORMはオーガニックを推進する国連のようなもの。農薬を使わず、環境によいアイディアの時代→1.0 /マーケットとなり認証制度やマークが作られてきた→2.0 /エコ、ソサエティ、カルチャー、責任、経済 →オーガニック3.0(経済とエコは両立するのか!?)
    • オーガニックとは、オーガンは臓器。→臓器的。組織(有機)的。基本・本来の。
    • いい農業は何か?FAOの指針。さまざまなリスク、アグロエコロジー的。権利を削がないやりかた。ソリューション、ツールであるオーガニック3.0
  • Pedersen:SDGs〜デンマークのパンプキン畑。SDGsはあってもなくても自身は関係ないが、流れの中にある。
    • 過去を振り返り・・汚染、貧困、酸性雨など問題になっていた。ブルントラント委員会1984→1987持続可能な発展、開発。「将来世代が自らのニーズを満たす可能性を脅かすことなく、現在・・・」。1992リオサミット、アジェンダ21  。2000ミレニアムサミット・・ミレニアム開発目標。2012リオ + 20 MDGsに向けたマルチステークホルダープロセスが正式にスタート。2015.9 SDGs 成功の半分はデザイン? 人間の五感に訴えること。
    • 本質的な課題は失ってはいけない。世界では人口増。2050年に約100億人となる。2100年に112億人の暮らしを支えられるか?従来の延長線上では支えられない。
    • 今起きていることは、農と食と関係がある。海面上昇。沿岸部では300万人が住めなくなると言われている。1/8は塩害で農業ができなくなる。 南アフリカケープタウン。マイクロプラスティックが入り込んでいる。
    • 食と農は繋がっている。SDGsはイノベーション・ドライバーであるべき!動力源。よりよきビジネスよりよき世界(書籍) 2030年までにどれだけビジネスチャンスがあるか。
    • global opportunity report 2018 一つのリスクを5つのオポチュニティに。
    • 一番の思いは、失望感、絶望感。
    • 日本には、持続可能な未来を導く見識のある政治リーダーが不在。行政機構は絶望的なほど硬直化して、創造的でない。大手企業は行政機構化している。→変革を起こすとしたら、若手、起業家、中小企業、地域リーダー が連帯して風穴を開けないといけない。
    • 「タイタニックのデッキチェアの配置替えをしている」ガラパゴス型。 ライフスタイルと市場形成が論点。
 
  • 三好:ライフスタイル +ビジョンを持って。ユースフォーラム。リーダーシップの意味合いが変わっている。これまでは強い人が引っ張っていく。女の人とか、そういうタイプではない、昇進の時にやめて起きますと言う人がいるが、ファシリティーションがうまい。人の話を聞く、といったリーダーシップもある。
  • Pedersen:国のリーダーには期待していない。ボトムアップで。自分の身の回りに変革を起こして周りを巻き込んでいく。ロハスをソトコトが取り上げてくれた。アメリカより日本のほうがロハス志向が高いとの調査結果。消費者のイニシアティブだけでは変えられない。1リッター500円の牛乳は買えない。市場形成をして普通の選択をして、初めてライフスタイルモードに入っていく。
  • 三好:コペンハーゲン、家庭の90パーセントはオーガニックと答えた。スーパーに行ったら認証マークだらけ、ようやくコカコーラあったの世界。
  • Pedersen:それには、デンマークが有機大国になった歴史的背景。再生可能エネルギー。緑の福祉社会デンマーク。国の内なる充実で。「土壌を豊かにする。人を育てる。」フリースクール1852に始動。地域発の自助と助け合い。農家が一緒に組合を作り、消費者を支援。生協(地方の自助の仕組み) 食の企業ーARIA Foods, Danish Crown, Danaeg。価格は10〜20%アップに抑えている。牛乳、野菜。ロハス層は2割高までは買う。

    • メディアが風を吹かした。→政治家は風を見て動く。神がリードすれば政治家は動く。本気→市場原理に持っていくか。メディア→政治家→1990最大のスーパーチェーンが意図的に値段を下げた。→2000年代
    • 2012年の国家戦略で、公的機関の食堂で60%以上の食材を有機に。需要側から引っ張っていく。
    • パイオニアの勇気 + 一般市民とメディアのバックアップ + 先進的な政策
    • SDGsの17番はパートナーシップ、連合体、プラットフォーム、イオンは「株主の事ばかりに頑張ってはいけない。」株主に訴える方法。大局観 株主利益の経済理念に屈するのではなく。
    • 1.選ぶ 2.声を発する ことだ。
    • 教育のありかた:自己表現が中心。何を思うか、何を考えるか、という教育。自分はどうしたいか。グループワーク。それには、社会福祉の安全網→ベーシック・インカム。食べられる、住まえる、が大きかった。安心できる枠が大切。
    • オーガニックの普及啓発について。オーガニックの良さは誰が知っているか。スーパー?法律?→まず人気のある月刊誌、メディアが前向きにやった。デンマークのオーガニックラベルのインパクト。
    • プロモーション、マークに予算をつけている。農薬を使っているとかだけでは・・日本は矮小化されたオーガニック。→オーガニックのイメージは健康とかではなく、(より本質に)メッセージを変えること。日本は遅れているけどこれから。
    • オーガニックに、日本の感覚と私が持っている感覚は違う。もっと市民的なもの。国の行政機関はNGOのようなものだ。使命感、市民感覚が必要。
    • (日本の)市民は、誰かに話をしたら変えられるという経験値が少ない。自己否定の文化が一般的にある。→無責任でもある。マークを頼りにしないと買えないという人は買わない人。ものの本質をしっかり見ていない。
    • (ベーシック・インカム)余裕がないと見れない。→スタンダードにしなくてはならない、オルタナティブ(代替案)として、ニュースタンダードに。
    • オーガニックを買っている人の声「人口増で、全世界でオーガニックを買えないよね。」現在世界の人口は76億の内8億人が飢餓。ところが、地球の自給率は200%である。30%を捨てている。フードシステムが悪い。
  • 三好:元は人が食べられないモノを餌として畜産をするのが農業。アニマルウェルフェア。フードシステムが変わらないといけない。自給率は200%ある、高くて買えないという議論があるが、トマトを例に冬季は高価なトマトを買う。一年でトータルで考えれば、季節のものを食べていればオーガニックでも買える。あるものを買って食べていればよい。True Cost Accounting。米60キロ1万4千円〜農家売り渡し価格。再生産できる値段で買ってない。適正な収入。収入が少ないことが環境問題を起こしている。正しい対価を払うこと。それを含めてオーガニック。https://www.youtube.com/watch?v=u_Urrn4HiEU
  • Q)教育の問題、デンマークでも数値化してるはずだが?・・Pedersen:普通満点は11点、新しい工夫があると13点。
  • Q)方法?・・Pedersen:日本企業はテンプレートがあると強い。日本(人)は安心する必要がある。そのプラットフォームがあると繋がっていく。
  • SDGsのテーマがあがると、もうやっているという人(組織)がいるが、それはやっているふりをしている人。→SDGsウォッシュ(見せかけのSDGs)。Co2の問題、このままだと、地球は終わってしまうという段階に来た ことを共有したい。良くしていかないといけない。