2018年9月24日月曜日

環境再生型農業とオーガニック3.0のセミナーレポート 〜3.これから始まるオーガニックレストラン認証制度の重要性

政務活動『持続可能な環境・農業政策に資する、環境再生型農業とオーガニック3.0の研究』

総合健康都市妙高妙高環境会議を設ける当市の施策のさらなる振興に寄与し、主力産業である農業の販路拡大と持続可能な農政に提言を行いたいため、セミナーに参加し、環境政策および農業政策における国内の最新の動向を研究した。

  • 名称:第3回 Organic Forum JAPAN~オーガニックライフスタイルEXPO
  • テーマ:オーガニック3.0を推進する~持続可能な開発目標SDGsの実現に向けて
  • 会期:2018年9月22日(土)、23日(日)時間10:00~17:00(入場料 1,000円(税込)/ 業界関係者・一般 ※ 招待状持参 / 事前登録無料)
  • 会場:東京国際フォーラム 展示全ホールE・ガラス棟会議室


3.これから始まるオーガニックレストラン認証制度の重要性 9月22日(土)15:00~16:30

レストランに行くと、偽物オーガニックが横行する。本物をまもる認証を作りたい。Organic Restaurant Leafearth(リーファース)
  • 株 ビオロジコ代表取締役長 中村雅彦、株 クレヨンハウス 取締役副社長 岩間建亜、農水省 食料産業局製造課 基準認証室 渡部英悦、水野葉子 株リーファース代表取締役

  • 株 ビオロジコ代表取締役長 中村雅彦 イタリア料理サルバトーレプロデュース中目黒他
    • イタリアで、ビオ。料理人の力で料理は美味しくなると信じていたが、イタリアと接していると食材が大事だとわかってきた。それよりもっと前に安全な食材をたべさせないといけないと思ってきた。それが、オーガニック。ヨーロッパは、健康に対してシビア。レストランは安全で本当に美味しいものを提供する。有機の耕作地を持っているベストテンの面積。イタリヤよりはるかに国土が大きいところが多い。日本は0。2%。イタリアは14%。学校給食をオーガニックに切り替える学校が増えている。
    • オーガニックの生産者をサポートしたい
    • 認証を掲げると、従業員が引き締まる。誰が作ったどういう食材で、どういうものかを気にするようになった。オーガニックの食材はおいしい。自然で嫌味がない。
    • ヨーロッパでは、偽装を警察が動いている。オーガニックはそのまま、ありのまま、昔のまま。オーガニックに携わる人はそれを意識して進めて行く必要がある。正しいこと危険なことをオープンにしていく。オーガニック、ビーガン、酸化防止剤不使用・・・お客様から言われる。
    • パスタの例。イタリアでは3歳以下には食べさせないようにと書いてある。日本にくると消えている。
    • モンサントの問題。・・自閉症、発達障害。レストランや学校給食に関わっているかたが、食のあんぜんに1人でも多くのかたに目を向けてもらう。
    • オーガニックと関わって仕事をすると、仕事が楽しくなる。生産者、関係者が苦労しているから。ヨーロッパでは草ぼうぼう。ぶどうは青々しているのに、地面は草がない。は不自然。オーガニックのぶどう畑は、てんとう虫、蜘蛛の巣、オーガニックぶどうのワインは酸化防止剤がいらない。
  • 株 クレヨンハウス 取締役副社長 岩間建亜
    • レストランがあるブランドならいいだろう。昔は、オーガニックが手に入りにくく、続かなかった。1991年ボラン広場、有機農家支援から下ろしてもらえるが、八百屋を作れば売ってくれるとなった。1992年に大阪店と東京店を作った。ヨーロッパは90%以上で認証取れる。調達に苦労した。3年前オーガニックレストランの認証をとった。認証とって変わったのは、緊張とスタッフの勉強になった。
    • 日本の食は、遺伝子組み換えでひどくなっている。オーガニックでターニングポイント。オーガニックの市場が広がってくれば、全体の食のレベルが上がる。認証に期待している。
  • 水野葉子 株リーファース代表取締役
    • なぜ有機JASを取ろうとしたか、外国人で、オーガニックで騙されると告訴されることになる。日本は景表法はあるが、オーガニックの定義が定まってない。
    • おにぎり、味噌汁、漬物 ならオーガニックができるかもしれない。
    • 嘘がついてはいけない。第三者の認証が必要。
    • 国レベルでオーガニックレストランの認証をするのは今回始めて。
  • 農水省 食料産業局製造課 基準認証室 渡部英悦
    • オーガニックレストランのJAS規格作れるようになった。
    • JAS法改正。物の認証→生産流通ぷろせす、性能評価、事業者の取組、こだわり、ものがたり、インプリテーションも検討。 事業者、地域からの提案を受けて規格化しよう。これまでもあったが、ハードルが高かった。じつは、四半世紀以上提案がなかったので。
    • 「有機料理を提供する飲食店等の管理方法JAS」制定までの流れ
    • 4月に提案、10月にパブコメ?ものすごく早くできた。熱意。 

環境再生型農業とオーガニック3.0のセミナーレポート 〜2.環境再生型農業・有機JASの先にあるもの

政務活動『持続可能な環境・農業政策に資する、環境再生型農業とオーガニック3.0の研究』

総合健康都市妙高妙高環境会議を設ける当市の施策のさらなる振興に寄与し、主力産業である農業の販路拡大と持続可能な農政に提言を行いたいため、セミナーに参加し、環境政策および農業政策における国内の最新の動向を研究した。

  • 名称:第3回 Organic Forum JAPAN~オーガニックライフスタイルEXPO
  • テーマ:オーガニック3.0を推進する~持続可能な開発目標SDGsの実現に向けて
  • 会期:2018年9月22日(土)、23日(日)時間10:00~17:00(入場料 1,000円(税込)/ 業界関係者・一般 ※ 招待状持参 / 事前登録無料)
  • 会場:東京国際フォーラム 展示全ホールE・ガラス棟会議室


2.環境再生型農業・有機JASの先にあるもの Regenerative Organic Certifiedの取組  9月22日(土)12:30~14:30


  • Dr. Bonner’s President Michael Bronner、パタゴニア日本支社支店長 辻井隆行、一社 オーガニックフォーラムジャパン会長 徳江倫明


 

  • Dr. Bonner’s President Michael Bronner
    • 農業を商業を巻き込んだ取組。炭素循環。化石燃料を回収するか。どうやってCo2を地中に戻すか。工業型農業は気候変動および土壌環境の悪化をもたらし、貧困や飢えを激化させる。 小規模農家は世界の人口を養い、地球を冷やす手助けとなる。
    • 生態学的な部分を強化しないといけない。農家は生態系の管理者。牧草地の管理。
    • プロジェクトドローダウン(project-drawdown 気候変動問題に関するあらゆる情報をデータベース化し販売するプロジェクト/amanda joy ravenhill at TED×Tokyo 2014 ↓)。農業と森林農業が気候変動を解決。女子教育を教育すると家族全体が教育を受けることになる。


(スピーチ抜粋)
ソーシャル・エンタープライズ(社会的企業)
自社の株主に価値を届けるだけではなく、ステークホルダー、顧客、サプライヤー、競合他社にまで価値を広げる。
ネイチャーリビング。ソーシャル・エンタープライズは、周りの環境と相利共生の環境を築き上げる。
ビジネスの世界においても、各企業が自社のためだけに活動する時代から、互いに繋がり相互依存し繋がり、そして生命やビジネスを生み出していく方向に変わってきている。

私たちは、自分たちの未来から盗んで現代においてそれを売り、GDPと呼んでいる。
私たちは、森林や自然資源などを使い、それを売って収入と呼んで、第六の絶滅の危機や世界的な気候変動その他の計り知れないこの完璧に設計された宇宙船地球号に与えている。それよりもっと賢い方法は、現代のうちに、全人類のために資源を育て、将来的により強いビジネスを育てていくこと。

生命が生命にとって行きやすい環境をつくるように、ビジネスもビジネスにとって生きやすい環境を作るべきではないか。全ての企業がソーシャル・エンタープライズになるべきではないか。

    • 環境再生型農業を未来につなげるには。農家の支援。農家が全てを握っている。資金、トレーニング、技術補助、インフラ整備、方針の変更、消費者教育→市場要求の向上、再生という言葉に意味を持たせる基準の設定(認証) →投資が生まれる

    • ROC :
      • 1.土壌の健康
        • USDAオーガニック。保全耕運・・ペパーミント→違った作物。輪作、生物として扱う。何年もかけてやる。
        • 堆肥、保全耕運、マメ科植物。ペッパー、ココア、マメ科
      • 2.放牧を中心とした動物福祉
        • 5つの自由
      • 3.農家と労働者の公正(社会的公正)
        • 公正な賃金、生活資金の保証、強制労働禁止、長期的コミットメント、透明性とアカウンタビリティ・・・
    • 従来→遺伝子組み換えでない→オーガニック移行中(3年)→オーガニック認証、動物福祉と社会的公正→ROCブロンズ(パッケージの認証ラベルなし)→シルバー→ゴールド
    • パタゴニア、ドクターブロナー・・    
                                                             

  • パタゴニア日本支社支店長 辻井隆行
    • パタゴニア、食に向かった。最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える。そしてビジネスを使って環境問題に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する。
    • Tシャツ、コットン 全殺虫剤の1/4が使われる。全農薬の1/10。収穫しやすいよう、収穫前から準備して枯葉剤を散布。パタゴニア、オーガニックコットン100%
    • Tシャツ一枚作るのに、2000リットルの水を使う。コットン、ヘンプ、ダウン、ウール、ポリエステル、ナイロン。衣類はどこで誰によって作られているか知っているか?
    • バングラディッシュのダッカの工場の事故の写真。自分の稼いだ金を使うのは自分の勝手、ではない。安いほうがいい、のしわ寄せが洋服作りで起きている。私の購買は世界に影響を与えている。踏み絵は排除ではなく、移行の支援。
    • ビジネスにとどまりながら環境問題の解決は矛盾しているが、「死んだ地球ではビジネスは成り立たない。」 David Brower(自然保護論者
    • ナサが地球の温度上昇を1分ぐらいのムービーにしている。どこの誰がリスクを背負って、何にお金を使うか。→もしかしたら、リスクが少なくなるかも https://www.youtube.com/watch?time_continue=30&v=gGOzHVUQCw0
    • 気候変動3つの鍵
      • 健全な土、海、森を取り戻す
      • 自然エネルギーの普及
      • 石炭火力発電からの撤退
    • ダメなソーラーもある。メガソーラーは2パターンある。
    • 気泡変動問題解決しようと思ったら、・・・有機の食べ物
    • 古代麦の一種を復活させて「ロング・ルート・エール」の製造。環境再生型農業の象徴としてやっている。
 
  • 一社 オーガニックフォーラムジャパン会長 徳江倫明
    • 経済との両立は?
      • 教育だろう。 ブラウナー/経済が悪だと思っていない。バランスがいびつ。エコロジーは知る、エコノミーは統治。後者ばかりやっているので、戻す。経済のあり方が変わるのが一番早い。製品の品質、食べ物なら美味しいが一番。バランスいいやりかたでやることが大事。
      • ほたるの川のまもりびと(映画)、辻井さんが支援している。長崎の石木ダムを作る、を淡々と撮った映画。ダム建設に反対している企業、めずらしい。白馬村で、再生可能エネルギー、石炭火力問題を考えてもらおう。国が金をつけた後にみんなが話し合って建設を止めた日本初の活動になる。
    • やれる企業とやれない企業
      • 100%がキーワード。インパクトがある。これもあるしあれもあるしではない。表示。姿勢。量販店の店頭でオーガニックを知る。「有機農産物、認証取ってます」これは法律の説明、店の思いではない。これでは売れない。100%やることの大事さ、伝える方に勢いがある。オーガニックとはある意味そういうことだ。
      • 辻井:姿勢として一貫性があることが大事
        • 消費者ニーズは言い訳だ。店はそういうものか。一貫すれば、環境で飯が食えるのでは?
        • 会社にとって難しいこと→お金やリソースを大きな変更をもたらすために投資している。競合相手は、そういうイメージをしている会社に投資している。 どうやって消費者につたえるか、難しい。競合はやってないのにやっていると言っている。消費者は会社の背後を深掘りできる。アメリカの若い世代は口出しだけでなく、有言実行の会社を求めている。消費者は見抜ける。
    • Q)口先だけの企業は実際どこか? →辻井:キットカットはヨーロッパでは自動的にフェアトレードが付いている。日本では仕組みが少ない。フェアトレードにネスレが移行した理由はなぜか?・・・オーガニックコットン100%となっていたら、消費者は疑問を電話して聞く。答えてくれなかったら、やってないか、わかってないかどちらか。十人がやれば変わる。
    • マークを探せ 動物虐待 David Brower
    • 卵放し飼い、豚放牧、オーガニック認証をとったところがある。マクドナルドは日本ではケージ飼い、ヨーロッパへ行くと平飼い。マクドナルドは国によって対応を変えている。一貫していない。物言わぬ消費者のほうが悪いのでは。日本の畜産のレベルが低いと、小池知事に抗議文を出している。そういうことをやる。声を上げる。選択する。選挙と買い物。
    • アニマルウェルフェア(Animal Welfare 感受性を持つ生き物としての家畜に心を寄り添わせ、誕生から死を迎えるまでの間、ストレスをできる限り少なく、行動要求が満たされた、健康的な生活ができる飼育方法をめざす畜産のあり方。 欧州発の考え方で、日本では「動物福祉」や「家畜福祉」と訳されてきた。・・・動物がその生活している環境にうまく対応している態様をいう。)
    • Q)マークはお金がかかる。マークを取れないお金がない人はどうしたらいいのか?やってることはいいことだが、売れない。 →銀行がお金を出す。
      • 全員がフェアトレードをやっていればその必要がない。30%フェアトレード、残りは違うスパイス屋。ロゴにお金をかけるより、映画をとって見せてくれた。SNS、マークは移行期。ほかのやりかたができれば。声を聞いたらどうか。
      • なりすましオーガニックは×。自分のストーリーを伝えられればいい。スポンサーがつけばいい。小さい生産者は顔が見える。農家を知る。
      • 日本は、提携というやりかたがある。これは認証が要らない。
      • 来年3月にアメリカでナチュラル・プロダクツ・エキスポがあり、検証結果を公表する。パタゴニア、ブラウナー、オーガニックマーケットを見るツアーを実施予定。
      • 何をしたいのか、なんのためにを考えていくこと。 

環境再生型農業とオーガニック3.0のセミナーレポート 〜1.オーガニック3.0を推進する〜持続可能な開発目標SDGsの実現に向けて

政務活動『持続可能な環境・農業政策に資する、環境再生型農業とオーガニック3.0の研究』

総合健康都市妙高妙高環境会議を設ける当市の施策のさらなる振興に寄与し、主力産業である農業の販路拡大と持続可能な農政に提言を行いたいため、セミナーに参加し、環境政策および農業政策における国内の最新の動向を研究した。

  • 名称:第3回 Organic Forum JAPAN~オーガニックライフスタイルEXPO
  • テーマ:オーガニック3.0を推進する~持続可能な開発目標SDGsの実現に向けて
  • 会期:2018年9月22日(土)、23日(日)時間10:00~17:00(入場料 1,000円(税込)/ 業界関係者・一般 ※ 招待状持参 / 事前登録無料)
  • 会場:東京国際フォーラム 展示全ホールE・ガラス棟会議室


1.オーガニック3.0を推進する〜持続可能な開発目標SDGsの実現に向けて 9月22日(土)10:30~12:00

  • 株式会社イースクエア 共同創業者 Peter David Pedersen(日本にロハスを持ち込む。SDGsの一人者)、IFOAM Organics ASIA 理事 三好智子 (アジアでオーガニックを広げる活動)、徳江会長(一社オーガニックフォーラムジャパン) 


  • 徳江会長(一社オーガニックフォーラムジャパン):世界の普遍的な目標であるSDGs。企業も関心を持って進めている。SDGsはオーガニックと親和性がある。organic3.0と連携して生活を変えていこう。(ここにあるフェアウッド山形の椅子の紹介)
  • 三好:organic3.0について。IFORMはオーガニックを推進する国連のようなもの。農薬を使わず、環境によいアイディアの時代→1.0 /マーケットとなり認証制度やマークが作られてきた→2.0 /エコ、ソサエティ、カルチャー、責任、経済 →オーガニック3.0(経済とエコは両立するのか!?)
    • オーガニックとは、オーガンは臓器。→臓器的。組織(有機)的。基本・本来の。
    • いい農業は何か?FAOの指針。さまざまなリスク、アグロエコロジー的。権利を削がないやりかた。ソリューション、ツールであるオーガニック3.0
  • Pedersen:SDGs〜デンマークのパンプキン畑。SDGsはあってもなくても自身は関係ないが、流れの中にある。
    • 過去を振り返り・・汚染、貧困、酸性雨など問題になっていた。ブルントラント委員会1984→1987持続可能な発展、開発。「将来世代が自らのニーズを満たす可能性を脅かすことなく、現在・・・」。1992リオサミット、アジェンダ21  。2000ミレニアムサミット・・ミレニアム開発目標。2012リオ + 20 MDGsに向けたマルチステークホルダープロセスが正式にスタート。2015.9 SDGs 成功の半分はデザイン? 人間の五感に訴えること。
    • 本質的な課題は失ってはいけない。世界では人口増。2050年に約100億人となる。2100年に112億人の暮らしを支えられるか?従来の延長線上では支えられない。
    • 今起きていることは、農と食と関係がある。海面上昇。沿岸部では300万人が住めなくなると言われている。1/8は塩害で農業ができなくなる。 南アフリカケープタウン。マイクロプラスティックが入り込んでいる。
    • 食と農は繋がっている。SDGsはイノベーション・ドライバーであるべき!動力源。よりよきビジネスよりよき世界(書籍) 2030年までにどれだけビジネスチャンスがあるか。
    • global opportunity report 2018 一つのリスクを5つのオポチュニティに。
    • 一番の思いは、失望感、絶望感。
    • 日本には、持続可能な未来を導く見識のある政治リーダーが不在。行政機構は絶望的なほど硬直化して、創造的でない。大手企業は行政機構化している。→変革を起こすとしたら、若手、起業家、中小企業、地域リーダー が連帯して風穴を開けないといけない。
    • 「タイタニックのデッキチェアの配置替えをしている」ガラパゴス型。 ライフスタイルと市場形成が論点。
 
  • 三好:ライフスタイル +ビジョンを持って。ユースフォーラム。リーダーシップの意味合いが変わっている。これまでは強い人が引っ張っていく。女の人とか、そういうタイプではない、昇進の時にやめて起きますと言う人がいるが、ファシリティーションがうまい。人の話を聞く、といったリーダーシップもある。
  • Pedersen:国のリーダーには期待していない。ボトムアップで。自分の身の回りに変革を起こして周りを巻き込んでいく。ロハスをソトコトが取り上げてくれた。アメリカより日本のほうがロハス志向が高いとの調査結果。消費者のイニシアティブだけでは変えられない。1リッター500円の牛乳は買えない。市場形成をして普通の選択をして、初めてライフスタイルモードに入っていく。
  • 三好:コペンハーゲン、家庭の90パーセントはオーガニックと答えた。スーパーに行ったら認証マークだらけ、ようやくコカコーラあったの世界。
  • Pedersen:それには、デンマークが有機大国になった歴史的背景。再生可能エネルギー。緑の福祉社会デンマーク。国の内なる充実で。「土壌を豊かにする。人を育てる。」フリースクール1852に始動。地域発の自助と助け合い。農家が一緒に組合を作り、消費者を支援。生協(地方の自助の仕組み) 食の企業ーARIA Foods, Danish Crown, Danaeg。価格は10〜20%アップに抑えている。牛乳、野菜。ロハス層は2割高までは買う。

    • メディアが風を吹かした。→政治家は風を見て動く。神がリードすれば政治家は動く。本気→市場原理に持っていくか。メディア→政治家→1990最大のスーパーチェーンが意図的に値段を下げた。→2000年代
    • 2012年の国家戦略で、公的機関の食堂で60%以上の食材を有機に。需要側から引っ張っていく。
    • パイオニアの勇気 + 一般市民とメディアのバックアップ + 先進的な政策
    • SDGsの17番はパートナーシップ、連合体、プラットフォーム、イオンは「株主の事ばかりに頑張ってはいけない。」株主に訴える方法。大局観 株主利益の経済理念に屈するのではなく。
    • 1.選ぶ 2.声を発する ことだ。
    • 教育のありかた:自己表現が中心。何を思うか、何を考えるか、という教育。自分はどうしたいか。グループワーク。それには、社会福祉の安全網→ベーシック・インカム。食べられる、住まえる、が大きかった。安心できる枠が大切。
    • オーガニックの普及啓発について。オーガニックの良さは誰が知っているか。スーパー?法律?→まず人気のある月刊誌、メディアが前向きにやった。デンマークのオーガニックラベルのインパクト。
    • プロモーション、マークに予算をつけている。農薬を使っているとかだけでは・・日本は矮小化されたオーガニック。→オーガニックのイメージは健康とかではなく、(より本質に)メッセージを変えること。日本は遅れているけどこれから。
    • オーガニックに、日本の感覚と私が持っている感覚は違う。もっと市民的なもの。国の行政機関はNGOのようなものだ。使命感、市民感覚が必要。
    • (日本の)市民は、誰かに話をしたら変えられるという経験値が少ない。自己否定の文化が一般的にある。→無責任でもある。マークを頼りにしないと買えないという人は買わない人。ものの本質をしっかり見ていない。
    • (ベーシック・インカム)余裕がないと見れない。→スタンダードにしなくてはならない、オルタナティブ(代替案)として、ニュースタンダードに。
    • オーガニックを買っている人の声「人口増で、全世界でオーガニックを買えないよね。」現在世界の人口は76億の内8億人が飢餓。ところが、地球の自給率は200%である。30%を捨てている。フードシステムが悪い。
  • 三好:元は人が食べられないモノを餌として畜産をするのが農業。アニマルウェルフェア。フードシステムが変わらないといけない。自給率は200%ある、高くて買えないという議論があるが、トマトを例に冬季は高価なトマトを買う。一年でトータルで考えれば、季節のものを食べていればオーガニックでも買える。あるものを買って食べていればよい。True Cost Accounting。米60キロ1万4千円〜農家売り渡し価格。再生産できる値段で買ってない。適正な収入。収入が少ないことが環境問題を起こしている。正しい対価を払うこと。それを含めてオーガニック。https://www.youtube.com/watch?v=u_Urrn4HiEU
  • Q)教育の問題、デンマークでも数値化してるはずだが?・・Pedersen:普通満点は11点、新しい工夫があると13点。
  • Q)方法?・・Pedersen:日本企業はテンプレートがあると強い。日本(人)は安心する必要がある。そのプラットフォームがあると繋がっていく。
  • SDGsのテーマがあがると、もうやっているという人(組織)がいるが、それはやっているふりをしている人。→SDGsウォッシュ(見せかけのSDGs)。Co2の問題、このままだと、地球は終わってしまうという段階に来た ことを共有したい。良くしていかないといけない。 



環境再生型農業とオーガニック3.0のセミナーレポート 〜 インデクス

政務活動『持続可能な環境・農業政策に資する、環境再生型農業とオーガニック3.0の研究』

総合健康都市妙高妙高環境会議を設ける当市の施策のさらなる振興に寄与し、主力産業である農業の販路拡大と持続可能な農政に提言を行いたいため、セミナーに参加し、環境政策および農業政策における国内の最新の動向を研究した。

  • 名称:第3回 Organic Forum JAPAN~オーガニックライフスタイルEXPO
  • テーマ:オーガニック3.0を推進する~持続可能な開発目標SDGsの実現に向けて
  • 会期:2018年9月22日(土)、23日(日)時間10:00~17:00(入場料 1,000円(税込)/ 業界関係者・一般 ※ 招待状持参 / 事前登録無料)
  • 会場:東京国際フォーラム 展示全ホールE・ガラス棟会議室


1.オーガニック3.0を推進する〜持続可能な開発目標SDGsの実現に向けて 9月22日(土)10:30~12:00

  • 株式会社イースクエア 共同創業者 Peter David Pedersen(日本にロハスを持ち込む。SDGsの一人者)、IFOAM Organics ASIA 理事 三好智子 (アジアでオーガニックを広げる活動)、徳江会長(一社オーガニックフォーラムジャパン) 

2.環境再生型農業・有機JASの先にあるもの Regenerative Organic Certifiedの取組  9月22日(土)12:30~14:30

  • Dr. Bonner’s President Michael Bronner、パタゴニア日本支社支店長 辻井隆行、一社 オーガニックフォーラムジャパン会長 徳江倫明

3.これから始まるオーガニックレストラン認証制度の重要性 9月22日(土)15:00~16:30

  • 株 ビオロジコ代表取締役長 中村雅彦、株 クレヨンハウス 取締役副社長 岩間建亜、農水省 食料産業局製造課 基準認証室 渡部英悦、水野葉子 株リーファース代表取締役