2019年1月22日火曜日

妙高市初のオープンデータ研修会に参加「繋がればすごく楽しいイノベーション」

5つ星オープンデータと鯖江の事例【妙高市 オープンデータ研修会】 株式会社jig.jp会長 福野泰介(1日1創)

平成31年1月21日、妙高市役所402会議室で行われたオープンデータ研修会に参加しました。講師は国のオープンデータ伝道師の福野泰介氏。オープンデータは、誰がどうやって、何のために。・・雲を掴むような話のように思えるかもしれませんが、地域の課題解決、将来を担う子どもと社会への投資、安心安全・協働のまちづくり、企業の社会的責任、産業振興これら全てと繋がっています。また、繋げていくためにオープンデータをどう取り組んでいくか、など具体的に教示いただいた興味深いセミナーでした。
今回さらに、市民と行政それぞれの目標が生まれた良い機会となりました。皆んなが繋がればすごく楽しいイノベーションになると思います。

オープンデータは公共情報を持っている政府のみならず、私たち一人ひとりが情報を活用可能な形で公開していくことから始まります。ホームページの言葉(HTML)から始まって、もっと繋げていくための仕組み(Linked Data)、Tim Bemers-Lee氏のTEDスピーチも参考に掲載しました。

以下、村越のメモ、レポートです。
  • 高橋課長補佐:市が保有する公共データを民間活用、課題解決、データで新たな価値を生み出す。今後も積極的にデータを公開するために、市内外から40名参加。福野氏、データシティ鯖江。IchigoJam、IoT。メガネ会館に本店株式会社 jig.jp。オープンデータ伝道師(内閣官房)。Atlantis1997、地図アプリ開発。オタマート (オタク向け)、ふわっち(動画配信サービス、ストリートミュージシャンのオンライン版、投げ銭)、うたおん等。
  • (以下 福野氏)鯖江の危機、日本の危機。空き公共施設問題が深刻。鯖江市の30年以上の橋梁85%。鯖江市民はどう感じたか?「先ずはデータを出しましょう」→市民の連帯責任になる。オープンデータは県、国、みんなでオープンにしないと情報が埋まらない(橋梁管理の例)
  • 100年前までは、(1000年続いた発言規制(有料))→WEBにより平等な場所で平等な発信。
  • EPSON MOBERIO(スマートグラス)→ 2012年さばえIT推進フォーラム。あるものを自動的に受け取りたい。店、天候、イベント、オンライン化しない。→オープンデータ。鯖江市3D都市データ。積極的に公開して市民を取り込む
  • 自由に見れる、と自由に使えるは違う。HTML→オープンデータ。福井市ホームページ、(C)著作権→CC by に変えたらどうか。(オープンデータの考え方)
  • オープンデータ=21世紀を代表するインフラ。インフラが整っていないと、生まれない産業が沢山ある。インフラ整備に遅れると産業が育たない。
  • 「次のウェブ」TED The next web ,Tim Bemers-Lee(ページの最後に掲載↓)
  • RDF イギリスから。→2010年鯖江市オープンデータ。1日1創 災害別に避難所がわかるアプリ。雪リスク鯖江市消火栓アプリ。高校生がゲームのように掘り返した。データがあれば子供達が遊ぶように活動できる。さばれぽ、市民と行政をつなぐアプリ。ごみすてナビ。
  • LPWAのLoRa版 Sakura.ioで推移センサー稼働→低コスト。つつじバス、バスシステム基盤発注発注、昔20万円、→2千円。オープンデータ×複数→ビッグデータ
  • EBPM(エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング。証拠に基づく政策立案)→AI の時代
  • PDF →XLS →CSV →RDF →LOD「5スターオープンデータ
  • 課題→アイディア→アプリ(データ)→イノベーション
  • まずは、市が課題をオープンにする横展開には標準化が必要。オープンデータ+民間パワー=HAPPY。共通語彙基盤、5つ星オープンデータ化。データ項目の標準(共通化された項目名)化、5つ星オープンデータであればすでにアプリがある。「ヒナンパス」。
  • 企業の空いている会議室を公開することによる社会貢献。インクルーシブ、イノベーション。こどもにプログラミング。PCNこどもプロコン2017夏。プログラミングクラブ。鯖江市15小中学校で導入。緯度経度地図(https://fukuno.jig.jp/app/printmap/latlngmap.html)、ごみすてナビ

ネットに繋がる、こどもパソコン(IchigoJam)の進化形、IchigoSodaによるプログラミング体験

光るネクタイを付けた福野氏と、IchigoJamでプログラミングした光るメガネを付けた私の2ショット

Tim Bemers-Lee氏「The Next Web」

(概要)HTML提案。エンジニアとしてストレス。その都度新しいプログラムの勉強。→ウェブ(ハイパーテキスト…リンク)。草の根運動へ(コミュニティ創出)。想像を遥かに超える飛躍。
ウェブに皆さんのデータを置いて欲しい」開かれていない大きな可能性。
ハンス・ロスリングの講演。沢山のデータを組み合わせ面白いものへ。
Linked Data。人、場所、製品、イベント、にも利用する。HTTP。データを標準形式で取得する。データとは関連。沢山あるほどよい。
Wikipedeia囲み記事を参照してLinked Dataに反映させるDbpediaの完成。
さまざまなデータ。開放させるべきデータの存在の認知。政府のデータ(囲い込んでいる)。生データ(Raw Data Now!)。企業。医療。学者。データベースに依存し公開されていない。Googleで検索より、Linded Dataで検索が有効。科学者。
個人には関係ないと思うかもしれないが、個人の行動、データが創る。
オープンストリートマップ(OpenStreetMap.org)皆んなが少しづつ手を加えることで途方もない資料を作り出す。全てが繋がっていく。それぞれの情報を提供すること。要求すること。課題は繋げていくこと





技術的な情報。こちらも参考になります、Linked Dataの解説

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